2013-05-16

「碎啄の機」



「碎啄の機」と言う禅語があります。まさに今はその時期だったと思います。


もともとは親鳥が卵からヒナがかえるその時期に外側から卵の殻をつついて割るということです。

禅語では人と人が出会うことの尊さを表現した言葉とされています。両者の意識の高まりがあった時にであってこそ成立する。人は「碎啄の機」にあってこそ花開く・・・
                          (ほっとする禅語70より)

今日修士論文を提出しました!!

思い起こせば年が明け、今年の1月に

グダグタと長い間引きずっていたものを、今年の新年の抱負として、「引きずる事は良くない、もうできないから止める!」と宣言し、大学院へ退学の手紙を書きました。

が、大学院のスタッフや担当のスーパーバイザーに「うこれで終わりじゃないの、頑張ってやってみたら」と後押しをされ、再開したのがこの2月の半ばの事でした。

過ぎてしまえばあっという間の3ヶ月。人間その気になれば出来るじゃない。。。なんて思ったりもしましたが、今だからできたとつくづく思います。

かれこれ10年くらい前に始めた大学院の勉強、卒論までは順調に予定通りに進めていたにもかかわらず、最後の修士論文を書き始めてしばらくして、カリフォルニア・サクラメントのシュタイナーカレッジへ子連れ留学、間もなく予想外の離婚、帰国、東京での生活、そして、ハワイへの引っ越し、今の夫との出会い、そしてカリフォルニアへ引っ越し、再婚、いろいろな事があり、何回も再開しようと思いながら挫け、いつも目の前にぶら下がっていたのでしたが、終わらす事ができなかった。。。

修論を今、こうやって書き終えることが出来たのは、私の一番の理解者で、常に全面的にサポートしてくれる夫がいたからだと思います。

彼の校正はすばらしく、早く確実でした。せっかちな彼が根気強く支えてくれたお陰だと、ただただ感謝の気持ちで一杯です。

ありがとうジェイ!! そして、温かい言葉で応援してくれた友人達、資料のための日本語訳を手伝ってくれた友人達、ありがとう!!


修論をメールで送信提出し心は踊り、ワクワクです。

結果はどうあれ、長年放置しておいたことをひとつやり遂げた達成感で一杯です。

さて、これから何をしようかな〜〜




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